あせもやオムツかぶれの予防など、もともとは赤ちゃんのためのパウダーだった『ベビーパウダー』。
数百円で手に入る手軽さと、メイクが崩れにくくなるという口コミから火が付き、いつしか大人の女性の間で、フェイスパウダーかわりに使うことが大流行しましたよね。
しかし!ベビーパウダーは、メイクの仕上げに使うだけではなく、もっとたくさんの部位に使える最強のマルチパウダー。消炎作用や抗菌作用もあり、スキンケアにだって使えるんです。
今回は、そんなベビーパウダーを100%フル活用できるテクニックをご紹介します。
目次
メイクの仕上げに、フェイスパウダーがわりにベビーパウダーをのせるのは、女性の間ではもはや定番の使い方といっても過言ではありません。
こうしてフェイスパウダーとして使う場合は、固形タイプ(プレストタイプ)を愛用している方が多いようです。粉状タイプ’(ルースタイプ)のベビーパウダーは粒子が細かく、粉飛びが激しい上に、持ち運びしにくいので、メイクには固形タイプのベビーパウダーの方が向いているからですね。
ベビーパウダーは250円~500円程度で買えるものが多く、どこのドラッグストアでも比較的手に入りやすいため、メイク初心者の方にもオススメです。
ただ、つけすぎると白浮きしてしまう上に、乾燥してしまう場合もあるので、パフではなくブラシで少しずつのせていくことがポイントです。
そして、仕上がりはマットになるので、のっぺりした印象にならないようにシェーディングやハイライトも忘れずに。
フェイスパウダーがわりにのせたあとは、手持ちの化粧水をスプレー状の容器に入れて、ミストとして吹きかけるとより肌になじんで崩れにくくなります。
このときにとろみがある化粧水を使うと、せっかくのメイクがまだらになってしまったり、逆に崩れやすくなってしまうので、できるだけサッパリした化粧水を選ぶのがポイントです。
ちょっと明るめのファンデーションをつけたときや、首だけ日焼けしてしまったときには、ベビーパウダーでデコルテもメイクしましょう。
ふわふわのパフに少しずつとって、あご下から鎖骨のあたりまでなじませると、首と顔の色が一緒になってファンデーションが浮きません。
しかし、ベビーパウダーにUVカット効果はないので、しっかり日焼け止めを塗ってからベビーパウダーをつけてくださいね。日焼け止めのベタつきも押さえられますよ。
ベビーパウダーをデコルテにつけると、トーンアップしてくれるだけでなく、あせもの予防やデオドラント効果もあります。
汗をかいてもすぐに肌がサラサラに戻るので、暑い夏場には特にオススメです。べたつきが出てきたら再度塗り直して、いつでもサラサラな肌に元通り!
「なんだか肌がザラついてきたな…」と感じたら、手持ちの洗顔料にベビーパウダーをティースプーン1杯分混ぜてみましょう。ベビーパウダーがマイルドなスクラブ効果を発揮して、洗いあがりはつるんと柔らかい肌に!
市販されているスクラブより粒子が細かいので、肌を傷つけることなく、より毛穴の奥までキレイにしてくれます。
しかし、普段より洗い残しが多くなりがちなので、すすぎの回数を増やしてベビーパウダーをしっかり落とすようにしましょう。
せっかく毛穴の奥までキレイしたのに、ベビーパウダーが肌に残っていると、そのあとのスキンケアの邪魔をしてしまいます。
しっかり洗い流せたあとの肌はザラつきが取れて、スキンケアの浸透もいつもよりぐんとアップ。
回数を重ねるごとに毛穴が目立たなくなったり、肌の柔らかさを実感する方も多いですが、毎日やるのはかえって肌の負担になるので、多くても週2~3回ペースで行うことをオススメします。
ベビーパウダーに+ワンアイテムで、洗い流すパックにもなるんです!気になるレシピは…
【ベビーパウダー+牛乳=トーンアップ&消炎効果】
牛乳100ccに、ベビーパウダーを大さじ2杯ぶん入れて、ドロッとした状態になるまで混ぜ合わせます。完全に混ざったら、目元・口元をさけてそのまま顔の上にのせ、5~10分ほど置いて洗い流しましょう。(完全に乾ききってしまうと肌の水分を奪ってしまうので、放置時間はキッチリ守ってくださいね!)
くすみが取れてトーンアップし、ニキビなどの赤みを鎮めてくれます。
【ベビーパウダー+はちみつ+ヨーグルト=保湿効果】
大さじ1杯の無糖のプレーンヨーグルトと、小さじ2杯のベビーパウダー、大さじ1杯のはちみつを混ぜ合わせます。完全に混ざったら、目元・口元をさけてそのまま顔の上にのせ、5~10分ほど置いて洗い流しましょう。(こちらも、完全に乾ききってしまうと肌の水分を奪ってしまうので、放置時間はキッチリ守って。)
保湿力が高いものと混ぜることによって、しっとり&もちもちの肌になれる手作りパックです。
デオドラントスプレーやデオドラントクリームで、気になるワキのニオイ対策をしている女性も多いですよね。
そこにベビーパウダをプラスしてケアすれば、さらなるデオドラント効果&汗ジミを抑える効果を発揮してくれます。淡い色の服を着たいときや、汗をかいたまま人と至近距離で接触するときに、かなり重宝するテクニックです。
ワキに塗るベビーパウダーは、ルースタイプかプレストタイプどちらでも構いませんが、特に汗をかきやすい部位なので、ブラシではなくパフでしっかり押さえるのをオススメします。
ベビーパウダーを塗ることで、気になるワキの黒ずみやポツポツも目立たなくしてくれるメイク効果もあります。
ただ、つけすぎると白いスジができてしまい逆効果なので、欲張って必要以上につけるのはやめましょう。表面がサラサラになったら、それ以上つけるのはNGの合図です。
しっとりとした重めのクリームをスキンケアに使った際、ベタつきが気になったことはありませんか?保湿はもちろん大切ですが、肌の表面がベタついたままだと、ホコリや髪の毛などがくっつきやすくなり、かえって肌トラブルの原因になってしまうこともあります。
そんな時は、スキンケアのあとに清潔なパフでベビーパウダーを軽くポンポン。べたつきが軽減されて、清潔な肌を保つことができますよ。
また、旅行や好きな人とのお泊りで、「スッピンをすこしでもカバーしたい!」なんて時にも使えます。
ファンデーションばりのカバー力はもちろんありませんが、肌負担なく自然にアラをカバーしてくれて、翌朝のテカりも軽減されます。
体調が悪くてお風呂に入れない、疲れてお風呂に入る気力がない…そんな時も、ベビーパウダーの出番です!
お風呂に入れなくてベタついた髪の根元に、ティースプーン1~2杯ほど(髪の長さによって調節してください)のベビーパウダーを、手のひらで揉みこみます。
そのあとに、ブラシやコームで髪をやさしくとかせば、頭皮のベタつきやニオイをベビーパウダーが取り除いてくれます。
ただし、毛先の方に揉みこんだりつける量が多すぎたりすると、髪がきしんでパサついてしまうので、つけすぎはNG。髪の手触りを確認しながら、ベビーパウダーの量を調節しましょう。
メイクだけではなく、さまざまな使い方ができる女性の強い味方、ベビーパウダー。
あなたもたくさん愛用して、ふわふわすべすべの赤ちゃん肌を手に入れてください♡