クレンジングは肌をキレイにする上で大切なステップ。
しかし、クレンジングをすると肌の乾燥が気になる…という女性の声は意外に多く聞かれます。
乾燥肌のスキンケアでまず見直してほしいのがクレンジングです。
ここでは乾燥肌に向いているクレンジングの選び方や、正しいクレンジング方法を紹介していきます。
女性の肌悩みによくあがるのが乾燥肌でしょう。
乾燥肌とは、肌の水分や皮脂量が不足して、潤いをキープできなくなっている状態のこと。
健康な肌は、表面にある角質層がバリアの役割を果たしています。
肌の表面は皮脂膜で覆われており、これが保湿クリームのように働いて肌内部の潤いバランスを守っています。
しかし何らかの原因でこのバリア機能が損なわれると、角質層の水分をキープできなくなり、乾燥の乾燥が進みます。
クレンジングは、肌に合わないものを使っていたり間違ったケアを続けていると、次第に肌への負担が増えていきます。
乾燥肌の悩みを抱えている方は、まずクレンジングが自分に合っているか見直してみましょう。
クレンジングには、メイクとよくなじむように油分や界面活性剤といった洗浄成分が配合されています。
最近はメイク崩れを防ぐファンデーションや汗に強いウォータープルーフタイプの日焼け止めなども多くなっているので、しっかり落とせることを重視したクレンジングが増えています。
しかし、クレンジング力が強すぎると肌を守っている皮脂膜まで落としてしまい、これが乾燥肌をつくる原因の一つに。
乾燥肌の方は、潤いを奪わないクレンジング料を選ぶようにしましょう。
おすすめのクレンジング料は次のタイプです。
●クリームタイプ
クリームタイプは、油分と水分のバランスが良く、滑らかな使い心地が特長です。
肌の摩擦を抑えられるため、乾燥肌の方におすすめです。
クレンジング力はオイルタイプと比較すると低くなりますが、日常的なメイクであれば十分に落とすことができます。
●乳液タイプ
乳液タイプは水性の成分が多く含まれ軽いテクスチャーなのが特長特徴です。
クリームタイプと同じで、こすりすぎずに滑らかな使用感なので肌への負担を軽減できます。
クレンジング力はクリームタイプよりも低く、軽めのメイク落としに適しています。
メイクをしっかり落とそうとすると、どうしてもクレンジング力を重視してしまいがちです。
肌の乾燥が気になるときは、落としやすいメイクに変えてみることも一つの方法です。
美肌をキープしている人はクレンジングの方法もひと工夫しています。
乾燥肌の方にぜひ試してほしいクレンジング方法を紹介しましょう。
●すすぎを含めて1分程度を目安に以内で完了させる
クレンジングの性質上、クレンジング料には界面活性剤といった肌に刺激のある成分が含まれています。
クレンジングによるダメージを防ぐには、素早く汚れを落とすことが重要です。
理想は、すすぎを含めて1分程度を目安に完了させること。
素早くメイクとなじませ手十分にすすぐようにしましょう。
●人差し指・中指・薬指の3本を使う
肌をこすらないように意識しているつもりでも、つい力が入ってしまうことがあります。
クレンジングをするときは、人差し指・中指・薬指の3本のみを使うようにしましょう。
目元などデリケートな部分は、もっとも力が入りにくい薬指を使うと、こすりすぎを防ぐことができます。
●ぬるま湯ですすぐ
クレンジング料には油分が含まれているものが多いため、冷水だとすすぎに時間がかかります。
逆に熱めのお湯だと皮脂を落としすぎてしまい、乾燥肌を悪化させる原因になります。
適温は、人肌か、ぬるま湯です。
血行もよくなるので、その後のスキンケア成分が浸透しやすくなるというメリットもあります。
乾燥肌が気になるからと、クレンジングをせずに洗顔で済ますという方もいるかもしれません。
しかし、クレンジングと洗顔では落とせる汚れが違うため、健康な肌を育てるにはダブル洗顔がおすすめです。
洗顔料洗顔は古くなった角質や皮脂汚れを落とすのが主目的でメイクなど油性の汚れを落としきることはできません。
油性の汚れが肌に残ったままだと、くすみや毛穴汚れ、ターンオーバーが乱れるなどさまざまな肌トラブルを起こす原因になってしまいます。
乾燥肌の人は、以下の点に注意して洗顔を行いましょう。
●皮脂が多いTゾーンから洗う
洗顔は短時間で効率よく終わらせることが、乾燥を防ぐポイント。
皮脂が多いTゾーンから洗いはじめるようにしましょう。
頬は皮脂分泌が少ない箇所なので、時間をかけすぎないように意識しましょう。
乾燥肌を改善するには、クレンジングを省くのではなく、しっかり保湿ケアをすることが大切。
洗顔後は肌がもっとも乾燥しやすいタイミングなので、時間をおかず丁寧に保湿しましょう。
乾燥肌が気になるときのクレンジングについて、次の内容をお伝えしてきました。
クレンジングは、スキンケアの中でも肌へのダメージが気になるものです。
しかし同時にクレンジング料やいつものやり方を見直すだけで肌質改善につながります。
まずはクレンジングから、美肌づくりを目指してみてください。