高い保湿効果を持ち、大人はもちろん赤ちゃんまで安心して使える石油由来の天然成分、”ワセリン”。
どこの薬局でも数百円で手に入るコスパの良さと、全身に使える万能さが魅力のアイテムですが、簡単なアレンジ1つでコスメとしても使えるんです!
今回は、そんなワセリンのアレンジ方法をご紹介します。
目次
まずは、難易度が超低めの「ワセリン練り香水」アレンジです。
香水特有のツンとしたアルコール臭がなく、やさしく香る練り香水も、ワセリンと普段使っている香水だけで簡単に作れちゃうんです!
用意するものは、練り香水を入れる容器(お菓子やコスメの空き缶でもOK。ただし清潔なものを使用して)と混ぜ合わせる用の棒(割りばしやつまようじで大丈夫!)、香水、ワセリンの4つだけ。
作り方もとっても簡単で、清潔な入れ物の7~8分目くらいまでにワセリンを入れたら、その上に香水を10プッシュ程度入れて、混ぜ合わせたら完成です。(香水の量は多ければ多いほど、強く長く香ります。お好みに合わせて調節してください)
市販の練り香水よりも保湿効果が高く、ツヤ感がでるのが特徴の”ワセリン練り香水”は、ワックスやヘアオイルがわりに髪の毛につけるのもオススメ。束感とツヤが持続するので、まとめ髪のセットやアホ毛を抑えるのにも向いています。
ただ、”ワセリン練り香水”をつけた部位は日焼けに注意して!真夏の使用や、日焼けしやすい部位へ塗るのは避けましょう。保湿効果とテクスチャ的にも、秋冬につけるのがベストですね。
唇にも、リップクリームがわりにワセリンを塗る方も多いのではないでしょうか?
普段よりたっぷりめに唇にワセリンを塗ったら、その上からラップで覆って10分待ちます。
時間になったらラップを外して、やさしくティッシュで唇を拭ったら、赤ちゃんのようなうるうる&つやつやリップのできあがり!(この”ワセリンパック”の前に、スクラブなどで余分な唇の皮をオフしておくと、より効果的です)
同じくガサガサになったかかとにも、ワセリンをたっぷり塗って10分待つ”ワセリンパック”の出番です!
あまりにかかとのひび割れがひどくて痛い場合は、”ワセリンパック”をしたまま靴下をはいて眠りましょう。翌朝には、きっと痛みもひび割れもマシになっているはずです。
高い保湿効果&肌を保護する力を持ちあわせたワセリンとラップで行う”ラップパック”は、乾燥が気になる部位にはピッタリのスペシャルケア。水分がしみる時にもオススメですよ。
去年に引き続き、ツヤ肌ブームが続くこの頃。
自然なツヤ感と血色感が出せると人気のクリームチーク・ハイライトも、ワセリン+手持ちのパウダーチークやアイシャドウで、簡単に作れちゃうんです!
必要なものは、この4つだけ。
まずはクリームチークにしたい分のワセリンをスパチュラで取り、耐熱容器に移します。
そのまま電子レンジで20~30秒加熱し、ワセリンが液状になったところに、少しずつ粉状にしたチークを入れていきます。
発色を見ながら、入れて混ぜるの微調整を繰り返して…理想の発色になったら完成です!
色の合わない口紅と混ぜてリップバームにしたり、パールやラメ入りのアイシャドウと混ぜてハイライトにしたり、割れてしまったチークの活用法としてもオススメのテクニックです。
そしてこちらも真夏の使用や、日焼けしやすい部位へ塗るのは避けましょう。使う時はUVカット効果のあるコスメと一緒に使ってくださいね。
いつもよりばっちりメイクをした時や、クレンジングしたはずなのにまだメイクが残っている…そんな時は、ワセリンを綿棒につけてやさしくふき取りましょう。
広範囲の場合はコットンでも構いませんが、肌を擦らないように注意してくださいね。
ウォータープルーフのマスカラをつけた時にも、綿棒や歯間ブラシでまつげにつけて、10分後にコットンでふき取れば、スルンとマスカラが落ちます。
市販のポイントメイクリムーバーは洗浄力が強いものが多く、使用後に乾燥してしまうことも多いのですが、ワセリンを使えば肌にやさしくメイクを落とすことができますよ。
目元の皮膚はとても薄く、敏感な部位。刺激が強すぎたり、合わないコスメでかぶれたりしたら大変です!
ワセリンなら、そんな敏感な部位をしっかり保湿して保護してくれます。成分も天然由来なので、目に染みることなく使える究極にシンプルなアイクリーム。
さらに、乾燥しがちなまつげをやさしく保護して、まつげの成長を支えてくれる美容液のような役割も果たしてくれるんです。
スキンケアの仕上げにワセリンを塗るだけで、目元&まつげのケアが一気にできてしまうのはうれしいですよね。
どんなアイクリームを買えばいいのかわからない方や、敏感肌の方は、まずワセリンでケアを初めてみてはいかがでしょう?
1つ目は、素肌にワセリンを塗ってそのまま外出しないことです。
日焼け止めや、UVカット効果のあるコスメを使用すれば問題ないのですが、そのまま直射日光に当たると、普段よりも日焼けしやすくなってしまうからです。
2つ目は、脂性肌の方は使う量に気をつけることです。
もともと肌に油分が多い脂性肌の方は、ワセリンを塗りすぎると肌トラブルを悪化させてしまう可能性があります。塗りすぎには注意してくださいね!
3つ目は、酸化したワセリンは使用を控えることです。
開封して時間がたったワセリンが黄色くなってオイル臭がしてきたら、使用を中止するか、参加した部分を取り除いて使いましょう。
ワセリンを開封したら直射日光を避け、しっかりフタをして保管することを心がけてくださいね!