クレンジングとピーリング。詳しく説明できますか?
しっかりお手入れをしているのに肌がくすむ、毛穴の汚れが取れない…。
そんな悩みを抱えているあなたは、毎日のケアで古い角質や皮脂汚れをしっかり落とせていないかもしれません。
くすみのないつるつるの美肌は女性たちの憧れですよね。
ここでは、肌のコンディションを格上げする、クレンジングとピーリングについて紹介していきます。
目次
クレンジングとピーリングの役割とは?
スキンケアは、肌の汚れをしっかり落とすことから始まります。
まずはクレンジングとピーリング、それぞれの役割を知っておきましょう。
クレンジングは、メイクや日焼け止めなど油性の汚れを落とすことが目的です。
クレンジングが不十分だったり、メイクを落とさずに寝てしまったりすると、汚れが皮脂や汗と混ざり合い、肌に刺激を与える過酸化脂質に変化してしまいます。
これが原因となって毛穴が黒ずんだり、ニキビなどの肌トラブルを引き起こしたりすることも。
「一日くらいさぼっても大丈夫」と思っている方は要注意です。
一方ピーリングの目的は、肌に残っている古い角質を取り除くこと。
肌は通常、古くなった角質は自然に剥がれ落ち、新しい角質に生まれ変わるターンオーバーを繰り返しています。
しかし生活習慣の乱れや加齢など、何らかの原因でターンオーバーのサイクルが乱れると、古い角質が蓄積することがあります。
これが肌のくすみやごわつきの原因です。
ピーリングでは、通常の洗顔では落としきれない古い角質を取り除くことができます。
古い角質を落とすケアには、ピーリングのほかにゴマージュとスクラブもあります。
ゴマージュはフランス語で「優しくそぎ落とす」という意味でハーブや植物の種など自然素材を使って角質をこすり落とす方法。
スクラブは主に洗顔料に多く、細かい粒状のものを含んでいます。
この粒が肌の上を転がりながらで肌をこすり、不要な角質を角質を取り除いていきます。
ピーリングで期待できる効果
ピーリングをすると、肌にどのような良いことがあるのでしょうか。
一つずつ紹介していきます。
●くすみがとれる
古くなった角質を除去するため、肌のくすみがとれてトーンアップ効果が期待できます。
不要な角質の除去は、新しい肌細胞が生まれる環境を整えることにも繋がります。
ピーリングには、ターンオーバーが正常に機能するよう促す役割もあるので、キメの整った肌を目指すことができます。
●角栓を予防
ターンオーバーが乱れると古い角質が肌に溜まりやすくなり、皮脂と混ざり合って角栓になります。
古い角質を除去するピーリングを行うことで、この角栓を予防することが可能です。
●シミを予防
古い角質が正常に剥がれ落ちないということは、肌の生まれ変わるペースが遅くなりシミの原因であるメラニンも排出されず徐々に蓄積されてしまうということ。
結果的にピーリングはシミの予防にも役立つと言えます。
●化粧水の浸透を良くする
古い角質が肌に残っていると、化粧水や美容液が浸透しにくくなります。
ピーリングをした肌は浸透性が良くなるので、美容成分をしっかり肌の内側に届けることができます。
自宅でできる「ホームピーリング」の種類
ピーリングには自分でできるホームピーリングとクリニックで行っているものがあります。
ここでは、自宅で手軽に行えるホームピーリングの種類を紹介していきましょう。
●ピーリング洗顔料
古い角質を剥がしやすくするAHA(フルーツ酸)を含んでいる製品が多く見受けられます。
洗顔するだけでピーリング効果を得られるので、手軽に取り入れたいという方におすすめです。
●ジェルタイプのピーリング
肌にジェルをのせて、マッサージするようにクルクルと軽くこすることで古い角質をジェルの成分で巻き込みながら取り除く方法です。
角質を剥がしやすくするAHAなどの成分が含まれているので、肌に過度の負担をかけないように、こすりすぎには気をつけましょう。
●ピーリング化粧水
ピーリング成分を含んでいる化粧水です。
拭き取りタイプが多く、コットンに含ませて使用します。
肌のくすみやごわつきが気になったときに、すぐにお手入れできる点がメリットです。
●ピーリング美容液
角質を柔らかくする成分を含む、美容液タイプのピーリングです。
ピーリングでピリピリする感じが苦手という方におすすめです。
ピーリング作用がある成分には、AHAのほかにBHA(ベータハイドロキシ酸)というものがあります。
BHAはAHAよりもピーリング作用が強いため、市販品での配合量が制限されています。
ケミカルピーリングを行うクリニックや皮膚科で使用されることが多くなっています。
クレンジングとピーリングを行うときの注意点
クレンジングとピーリングは間違った方法で行うと、肌に余計な負担をかけてしまいます。
美肌づくりに取り組んだつもりが、肌トラブルを起こしてしまった!ということにならないよう以下の点に注意しましょう。
●クレンジングの注意点
クレンジング剤は肌に負担をかける成分を含んでいるため、時間をかけすぎると乾燥肌やダメージの原因になります。
クレンジング時間の目安は、すすぎを含めて1分程度が理想です。
ただし慌てすぎて、顎や額などにすすぎ残しがないように気をつけてください
アイメイクなど落としにくいポイントメイクは、最初に専用リムーバーなどで落としておくとスムーズです。
しっかり落としたいといっても、ゴシゴシこするのはもちろんNG。
クレンジング剤は十分な量を使って力を入れずに素早くメイクとなじませるのがポイントです。
●ピーリングの注意点
ピーリング剤には、角質を落としやすくする酸性の成分を含んでいるものが主流になっているようです。
やりすぎると肌に必要な角質まで取ってしまい、ヒリヒリしたり乾燥肌になったりすることがあります。
ピーリングの頻度は週1回や、2~3日に1回など製品やタイプにより異なります。
使用前に製品に記載してある使用方法、頻度に目を通しておきましょう。
また、肌の状態によってベストな頻度は異なるので、状態を見極めながら適したペースで行うことが大切です。
異常を感じたら、使用を中止して肌を休めるようにしましょう。
正しい方法をマスターして素肌の格上げを!
肌の汚れをしっかり落とすのはキレイな肌づくりの基本。
ここでお伝えしたことをまとめると、次の内容になります。
クレンジングとピーリングの正しい方法をマスターすれば、肌のコンディションアップも期待できます。
すっぴんに自信を持ちたい!という女性は、ぜひ試してみてください。