クレンジングで肌荒れ? トラブルを起こさない選び方とケア

  • 2018/9/14
  • クレンジングで肌荒れ? トラブルを起こさない選び方とケア はコメントを受け付けていません
クレンジング

肌荒れしてるときのケアはしっかり出来ていますか?

肌荒れしてるときのケアはしっかり出来ていますか?

キレイな素肌づくりの第一歩は、毎日のケアで肌の汚れを残さないこと。
しかし、美肌を目指して使っているクレンジングが、じつは肌荒れの原因をつくっていることがあります。

保湿ケアをしっかり行っているのに一向に肌が改善されないという方は、クレンジングの見直しが必要かもしれません。
ここでは、クレンジングが肌荒れを引き起こす原因と、トラブルを起こさないためのクレンジングの選び方、ケア方法を紹介していきます。

クレンジングで肌荒れを起こしてしまう原因

クレンジングで肌荒れを起こしてしまう原因

肌への優しさを重視したクレンジング料も増えていますが、クレンジングの目的はメイクを落とすことなので基本的に肌には負担がかかります。

クレンジング料には、油性のメイクを落とすための成分が含まれています。
メイクとなじませるための油分のほか、油分の汚れを水に効率よく分散させて肌に汚れを残さずすすぎやすくする界面活性剤が主な成分です。
クレンジングが肌荒れを引き起こしてしまうのは、この洗浄力の強さが関係しているのです。

肌の表面には肌内部の水分蒸発を防ぐ皮脂膜があり、これがバリアとなって皮膚を保護しています。
ところが洗浄力が強いクレンジング料を使用すると、バリアの役割を果たしている皮脂まで落としてしまうのです。
またクレンジングにかける時間が長すぎる、ゴシゴシと強いこすり洗いも、バリアを壊してしまう要因です。

バリア機能を失った肌は、本来ならブロックできるはずの異物や刺激物の侵入を許してしまいます。
これが、クレンジングによって肌を引き荒れ起こすプロセスです。

これとは逆に、毎日のクレンジングでメイク汚れをしっかり落とせていないことも肌荒れを招く原因になります。
つまり、クレンジングで肌トラブルを起こさないためには、適度な洗浄力のクレンジング料を選ぶこと、正しいクレンジング方法を身につけることが重要になります。

肌質タイプごとに見る肌荒れの原因

肌質タイプごとに見る肌荒れの原因

肌質のタイプごとに見ると、肌荒れを起こす原因には次のようなことがあります。

脂性肌タイプ

脂性肌とは、皮脂が過剰に分泌され、べたつきやテカリてかりがある状態のこと。
この肌質の方が肌荒れを起こす原因には、以下のものがあります。

・メイク汚れを落としきれていない
・皮脂汚れが肌に残っており、肌に刺激を与える過酸化脂質に変化した

乾燥肌タイプ

乾燥肌は、肌を保護する皮脂膜ダメージを受けて、角質層の潤いバランスを十分に保持できていない状態のこと。
次のような原因で、肌荒れを引き起こします。

・空気の乾燥や紫外線など外気による影響
・睡眠不足やストレスにより肌のターンオーバーが乱れている
・保湿が十分でないために起こる肌の乾燥

混合肌タイプ

混合肌は、Tゾーンは脂性肌、Uゾーンは乾燥肌のように顔の部分によって潤いバランスが違う状態。
この肌質の方は、脂性肌と乾燥肌が肌荒れを起こすときの原因が混在しています。

敏感肌タイプ

敏感肌はバリア機能が損なわれ、外部の刺激を強く受けやすくなっている肌状態のこと。
次のようなことが原因となり、肌荒れが進行してしまいます。

・肌に刺激のある化粧品、スキンケアアイテムを使っている
・生活習慣や食生活の乱れ
・間違ったスキンケアによる肌の乾燥

肌への負担が少ないクレンジングの選び方

肌への負担が少ないクレンジングの選び方

クレンジング料は基本的に、洗浄力の強さと肌への負担が比例する傾向があります。
しっかり落とそうと洗浄力が強いものを選ぶと肌に負担がかかり、肌への優しさを重視すると洗い残りが出てしまい、肌のトラブルに繋がります。

この問題を解決するためにおすすめしたいのが、メイクや肌の状態に合わせてクレンジング料を使い分けるという方法です。
クレンジング料の洗浄力の強さは、次の順番になっています。

1.オイルタイプ
2.油性のジェルタイプ
3.クリームタイプ
4.水性のジェル・リキッドタイプ
5.乳液タイプ

リキッドファンデーションなど油分が多いアイテムでメイクをしているときは、洗浄力が強いオイルタイプなどのクレンジング料で汚れを残さないように洗うのがポイント。
パウダーファンデーションなどで軽めに仕上げたナチュラルメイクは、洗浄力が弱めの乳液タイプでも落とすことができます。

肌荒れが起きているときは、刺激が少なく効率よく落とせるクレンジングがおすすめです。
肌が回復するまでは、油分の多いアイテムを重ねづけするようなメイクは避けたほうが良いでしょう。

肌荒れを起こさないクレンジング方法

肌荒れを起こさないクレンジング方法

クレンジングで肌荒れしてしまう、もう一つの原因が必要以上に肌に負担をかけているやり方です。
以下のポイントを押さえておくと「しっかり落とす」と「潤いをキープ」の2つを叶える近道になります。

  1. ポイントメイクは最初に落としておく
アイラインやマスカラ、口紅などの落としにくいポイントメイクは専用のリムーバーを使って先に落としておきます。
目元、唇は皮膚が薄いので、ゴシゴシとこすらないように注意しましょう。
  1. クレンジング料は十分に使う
クレンジング料が少ないと、こすってしまったり時間がかかりすぎてしまったりすることがあります。
素早くメイクとなじませるには、製品ごとに推奨された量を十分に使うことが大切です。
  1. 落とす順番を工夫して短時間で完了させる
クレンジング料を肌にのせている時間をできるだけ短くするのも、肌の負担を減らすポイントです。
皮脂が多く汚れがたまりやすいTゾーンから、素早くなじませていきます。
  1. ぬるま湯ですすぐ
冷水はクレンジング料が残りやすいので、すすぐときはぬるま湯を使うようにしましょう。
適温は人肌程度かそれより少しぬるめです。
シャワーで用いるような熱めのお湯は、肌に必要な皮脂まで落としてしまうので注意しましょう。

肌荒れしているときのスキンケア方法

肌荒れしているときのスキンケア方法

肌荒れを起こしているときは、肌のバリア機能を回復させることが最優先です。
以下のポイントを押さえて、肌のコンディションを整えていきましょう。

紫外線対策

肌が荒れているときは、紫外線を防ぐUVケアが重要です。
紫外線は肌荒れをさらに悪化させてしまうため、外に出るときはUVケアを忘れないようにしてください。

刺激の少ないスキンケアアイテムに変える

肌が過敏な状態になっているときは、クレンジング料や洗顔料はもちろん使用する化粧品は
なるべく刺激の少ないものを選ぶようにしましょう。

メイク用品を清潔に保つ

忘れがちなのが、スポンジやパフなどのメイク用品です。
これらは雑菌が繁殖しやすいので、こまめに洗ったり交換したりするように心掛けましょう。

必要な栄養素をビタミンをしっかりとる

食生活の乱れは、肌荒れを引き起こす原因になります。
バランス良く栄養素を取り入れるのはもちろん、肌のコンディションに大きく影響するビタミンB群、ビタミンCは積極的に摂取して肌の回復力を上げるなど
不足しがちな栄養、補いたい栄養も積極的に摂取するよう心掛けましょう。

睡眠を十分にとる

肌は寝ている間に新しい細胞に生まれ変わります。
夜更かしや眠りが浅いなど睡眠不足が続くと、肌にも影響は現れます。
肌荒れを起こしているときは、とくに質の良い睡眠を十分にとるようにしましょう。

肌荒れになったら、まずはクレンジングケアの見直しを

肌荒れになったらまずはクレンジングケアの見直しを

クレンジングで肌荒れしてしまうという方に、肌トラブルを起こさない方法をお伝えしてきました。
要点をまとめると、次のようになります。

・クレンジングで肌荒れを起こしてしまうのは、洗浄力が強すぎるものを使用していること、メイク落としが不十分なことが要因になる場合がある
・肌の負担を抑えるには、今の肌の状態とメイクに合わせてクレンジング料を使い分けることがポイント
・クレンジングの方法やその後のスキンケアを見直し、肌のバリア機能の回復に向けてお手入れを少し工夫してみる

肌荒れを起こしてしまったときはクレンジング料の選び方や使い方、その後のお手入れが今の肌に合っているか、見直してみることが大切です。
適切なケアで、トラブルのない健康な肌を育ててください。

関連記事

コメントは利用できません。

美活ネット記事一覧




おすすめ記事

  1. クレンジング
    みなさん、健康肌や美肌になるために何か気をつけていたり、心掛けていることはありますか? 健康肌…
  2. メイク落とし
    【この記事の監修者】 PROFILE kishidamさん ・コスメコンシェルジュ ・日…
  3. 中性脂肪
    みなさんは日ごろ、運動や食生活をきちんと心がけていますか? 美味しいものを好きなだけ食べている…
  4. 厳しい寒さもやわらいで、ファッションも春の装いへシフトチェンジ。 お気に入りの春物をゲ…
  5. ブルベ 夏 メイク
    透き通るように白い肌、今にも消えてしまいそうな儚さ…そんな透明感のある女性は、男女問わず惹か…
  6. マスカラ
    【この記事の監修者】 PROFILE kishidamさん ・コスメコンシェルジュ ・日…




ページ上部へ戻る